ジャズと爆発・もしくは破滅への軌跡について思う概念
自分の割と好きな演出の1つに、破滅・破壊などのマイナスの映像に、なんかいい感じのジャズとかハッピーな楽曲を被せてなんか意味ありげな感じにする、というのがあります。
まぁこれやりようによってはかなりあざとい、というかあえて映像にミスマッチな音楽をのせていますので、すごいドヤ感がほとばしる演出でもあり、うかつに使用するのは危険な演出だと思います。
しかし、それでもやはり映画の醍醐味である映像と音楽の相乗効果を活かした演出としては、むしろうまくマッチした音楽を流すよりも心理的に与える影響というか、すごくピュアな言い方として、心を震わせるような作用っていうのはうまくハマれば大きいと思います。
まぁ説明だけだとわかりづらいと思いますので、いくつか例を挙げると、
有名なのはキューブリックの『博士の異常な愛情』のエンディング
あとは手塚治虫原作の『メトロポリス』の終盤
Metropolis (2001) - I can't stop loving you - YouTube
あとはまたアニメですけどエヴァとかもこの演出は多用しますね。
それぞれ多感な時期に観た作品なので当時は「おしゃれ~」とか思ってましたが、いま見ても普通に「おしゃれ~」と思ってしまいますね。
あと似たようなので、いい感じの音楽にメチャ下手な振り付けで躍らせるっていうのありますが、今日はもう時間も時間なのでこのへんで。
お疲れ様でした。