スポーツギターの概念

一般的なスポーツギター以外の話

『神奈川芸術大学映像学科研究室』では働きたくない概念

f:id:sportsguitar:20131031234602j:plain

新宿武蔵野館で観てきました。

特に何も考えずに予告だけ観て面白そうだから行ったのですが、初日で舞台挨拶もあり、坂下監督と出演者の方々のご挨拶もありました。

坂下監督は自分よりも年下なんですね。もう完全におっさんになったな、と思う今日このごろの概念です。

 

で作品の感想なんですけれども、

東京藝大の大学院修了作品ということですが、全然チープな感じではなく、コメディ作品として笑えるところもあり(劇場内ではかなりウケていました)、70分と短めの作品なので、軽く楽しい気分になりたくてできれだけ短めの作品が観たいんじゃ!という方は行って損はないかと思います。

 

お話の内容としては、神奈川芸術大学映像学科という架空の大学に務める助手の主人公が、生徒のトラブルを発端に学内の力関係を含んだ人間関係の不条理に巻き込まれるといった感じになっておりまして、これは別に大学という特別な場所だからこそという話ではなく、普通の会社なんかでも日常茶飯事的に起こっているであろう話なので、特にサラリーマンの方なんかは観ていて面白いかと思います。

 

ただ個人的には桐島にも出ていた前野さんの演じるパートが物語とは完全に切り離されたパートになっており、そのパートで良いセリフなんかも出てくるので、それを本編ともっと絡む形で出てくると良かったのかなと思いました。

 

舞台挨拶とかあるとどうしても好意的に観てしまうのですが、それを抜きにしても万人の楽しめる映画なんじゃないかと思います。

 

あと主人公の飯田さんの口半開きの顔が良かったですね。つねになんか半開きで、その半開きの表情の中でちょっとしたイライラやなんかを表現していていい顔だなぁと思いました。これからどんどん他の映画にも出そうですね。

前野さんは顔がもう完成された忘れられない顔なので、既にCMとかも出ていますが今年来年あたりはさらに売れっ子になるんじゃないかと思います。

 

それではお疲れ様でした。